エレナ·トゥタッチコワ | Elena Tutatchikova

1984年、ロシア、モスクワ生まれ。京都市在住。
人間としていかに世界を知覚し想像できるかを問いながら、歩き、考え、経験したことを映像、言葉、ドローイング、写真、近年ではセラミックなどの作品を通して表現する。
モスクワでクラシック音楽や日本の文学を学んだ後、2012年より日本へ渡る。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現領域博士後期課程修了。博士(美術)。
第 38 回写真の町東川賞 特別作家賞 受賞。「VOCA展2023」奨励賞 受賞。
著書に『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』(torch press, 2016)、『聴こえる、と風はいう』(Ecrit, 2022)。
近年の主な個展に「Days With the Wind | 風の日は島を歩く」高松アーティスト·イン·レジデンス2020(女木島、高松市、2021年)、「道は半島をゆく」(知床半島内の複数会場、2018)、グループ展に「新しいエコロジーとアート」東京藝術大学大学美術館(東京、2022)、「開館20周年記念展 Flower of Life 生命の花」 ヴァンジ彫刻庭園美術館(静岡、2022)、「FACES」SCAI PIRAMIDE(東京、2021)、「Land and Beyond | 大地の声をたどる」ポーラ ミュージアム アネックス(東京、2021)など。

略歴

2020 東京藝術大学大学院 美術研究科 先端芸術表現科 博士課程修了
2015 東京藝術大学大学院 美術研究科 先端芸術表現科 修士課程修了
2005-2011 ロシア国立人文大学 東洋文化・古典古代学部
1992-2003 チャイコフスキー記念モスクワ国立音楽院付属中央音楽学校

受賞

2023「VOCA展2023」奨励賞 受賞
2022 第38回写真の町東川賞 特別作家賞
2014 東川町国際写真フェスティバル「赤レンガポートフォリオオーディション」グランプリ

パブリックコレクション

ヴァンジ彫刻庭園美術館
東川町文化ギャラリー

単著

『聴こえる、と風はいう』Ecrit(東京、2022)
『林檎が木から落ちるとき、音が生まれる』torch press (東京、2016)

翻訳

大岡信編『現代詩の鑑賞101』(アレクサンドル・ベリャーエフと共訳)New Literary Observer(モスクワ、2013)
菊池秀行『幽剣抄』Hyperion(サンクト・ペテルブルグ、2013)

主な個展

2021
「風の日は島を歩く|Days With the Wind」(高松アーティスト・イン・レジデンス2020、女木島、高松市)

2018
「道は半島をゆく」北海道、知床半島内複数会場

2017
「On Teto's Trail」 Gallery TRAX、山梨
「With My Dinosaurs」kumagusuku 、京都
「In Summer: Apples, Fossils and the Book」BOOK MARUTE、高松

2016
「In Summer: Apples, Fossils and the Book」POST、東京
「In Summer, With My Dinosaurs」nani、東京

2015
「After an Apple Falls From the Tree, There is a Sound」 POETIC SCAPE、東京
東京写真月間「To the Northern Shores」 MUSEE F 、東京

参加した主なグループ展・二人展・アートフェスティバル

2023
「プレイグラウンド:庭のあそび」PLAYGROUND(京都)

2022
第38回写真の町東川賞受賞作家作品展(北海道)
新しいエコロジーとアート(東京藝術大学大学美術館)
ヴァンジ彫刻庭園美術館 開館20周年記念展「Flower of Life 生命の花」(静岡)

2021
「FACES」(SCAI PIRAMIDE、東京)
「Land and Beyond - 大地の声をたどる(ポーラ ミュージアム アネックス、東京)

2016
茨城県北芸術祭(茨城県大子町)

2015
「はじまりのしじま “In the Beginning, Silence was Always Silence”」Takuro Someya Contemporary Art (東京)

開催した主なワークショップなど

「シレトコ・ウォーキング・プロジェクト」2017年より年に1~2回北海道・知床半島で開催する企画
「京都ウォータースケープス」エレナ・トゥタッチコワ企画ワークショップシリーズ(京都、無鄰菴など複数会場、2020年8月)
「川の音を聴く、川の音になる」2日間の集中ワークショップとパフォーマンス(京都精華大学、2019)
アートプラクティスとフィールドワークをテーマとした、1週間の集中ワークショップ、元智大學アート・デザイン学部、桃園市、台湾、2019
Museum Start あいうえの 「うえの!ふしぎ発見:アーティスト部」(国立国会図書館国際子ども図書館・東京都美術館企画、東京、2017)等

ウェブ誌によるインタビュー

「知床を歩いて集めた物語から、世界とのつながりを考える」IMA Online

©︎ Elena Tutatchikova 2023