本企画は、2020年12月より高松アーティスト・イン・レジデンス2020に参加し、女木島と男木島で島民の協力のもとフィールドワークや作品制作を行い、2月中旬〜下旬女木島にて展覧会を開催した企画である。
本展覧会は、二部構成となっていた。 一部である「 海のアトリエでの展覧会」は、島に滞在している間に使ったアトリエでの個展だった。ここでは、映像や写真作品のほか、女木島と男木島の島民の物語を集めた冊子や、島の形を描いたスケッチブックなどを展示した。
二部では、女木島を歩きながら鑑賞者に自ら体験してもらう、詩の展示だった。島とはどんな場所か、島で暮らすとはどんなことか、島と島、島と人間の関係性について考える機会となるように、女木島の特徴的な5カ所のロケーションで、詩が書かれたハガキが入った木箱を設置した。そのハガキを読み、持ち帰り、次の場所へ歩き島を渡っていく、と行った形で島を体験してもらう野外の展示だった。
I. 海のアトリエでの展覧会
会場| 松風 (〒760-0092 高松市女木町496番地)
日程| 2月14日(日),19日(金),20日(土),21日(日),26日(金),27日(土),28日(日) (全7日,金土日のみ開催)。
時間| 10:30—16:30
II. 島の道を辿るための詩の展示
会場| 女木島島内5か所
日程| 2月14日(日)〜28日(日) 終日 (海沿いの展示は干潮時のみ鑑賞可能だった)
©︎ Elena Tutatchikova 2024