Elena Tutatchikova

16-30.3.2023 VOCA展2023　現代美術の展望─新しい平面の作家たち─

奨励賞を受賞した『VOCA展2023　現代美術の展望─新しい平面の作家たち─』に参加します。

会期 | 2023年3月16日(木) 〜 3月30日(木)
時間 | 10:00 〜 17:00
会場 | 上野の森美術館（〒110-0007　東京都台東区上野公園 1-2）

詳細

2-16.3.2023 Exhibition "I Hear, Says the Wind" at Title (Tokyo)

作品集『聴こえる、と風はいう』（"I Hear, Says the Wind") 刊行記念展

会期 | 2023年3月2日（木）ー 2023年3月16日（木）
時間 | 12:00 - 19:30（日曜日は19時まで）水曜·第一·第三火曜日定休　＊最終日3月16日（木）は17時まで
会場 | 本屋Title (〒167-0034 東京都杉並区桃井1-5-2)

詳細

17-28.2.2023 Exhibition "I Hear, Says the Wind" at Seikosha (Kyoto)

作品集『聴こえる、と風はいう』（"I Hear, Says the Wind") 刊行記念展

会期 | 2023年2月17日（金）ー 2月28日（火）
場所 | 誠光社 (京都市上京区中町通丸太町上ル俵屋町437
時間 | 10:00 - 20:00 (無休)

エレナ·トゥタッチコワの『聴こえる、と風はいう』の刊行を記念して展覧会を開催します。
歩く、触れる、見る、描く、捏ねる、書く、聴く、拾うエレナ·トゥタッチコワの日々は、そのまま「表現」となります。『聴こえる、と風はいう』に掲載のドローイング、言葉やインスタントフィルムのほか、「手のひらの木」というセラミックのシリーズより作品を展示し、彼女の近年の制作プロセスを辿ります。

詳細

2.2023 Exhibition PLAYGROUND: A Garden (Kyoto)

エレナ·トゥタッチコワ企画
『プレイグラウンド：庭のあそび』
PLAYGROUND: A Garden

岡田理　Shizuka Okada
コラス愛　Meï Collasse
須山幾子　Kiko Suyama
エレナ·トゥタッチコワ　Elena Tutatchikova
中根唯　Yui Nakane
蓮沼執太　Shuta Hasunuma
林太陽　Tayo Hayashi
向井しょうま　Shoma Mukai

会期 | 2023年2月4日[土]、5日[日]、11日[土]、12日[日]、18日[土]、19日[日]
時間 | 11時～18時
会場 | プレイグラウンド | PLAYGROUND (京都市中京区壬生松原町39-15）

子どもと一緒に、最高の遊ぶ場所を描いてみる。一本のまっすぐではない線から始まり、不思議な庭が見えてくる。「セイメイタイだ！」と叫びながら描いているうちに、様々な層が重なり、庭が世界になっていく。この絵を描いているのは誰、描かれているのは誰。最初の線を探してみてもこの絵の謎を解けないよ、と端っこに描かれた小さな蛇が笑っている。

狭い路地を抜けると、「工場」と周りの住人が呼ぶ場所が現れる。普段から子どもの声が聞こえ、大人も子どももよく遊びに来る場所だ。かつて人が働いていた場所が生活する場所、遊ぶ場所、またものを作る場所になり、常に変化しながら街とともに生きている。人間が場所を遊びながら育て、場所に遊ばれながら育っていく。台風の目のような、通りの間、家の間、路地の間に挟まれた、この奇跡の場所は、今回のわたしたちの庭だ。

この展覧会では、年齢、関心分野、生きてきた経験が異なる参加アーティストが京都、東京、山形から集い、展示のために作った作品、会場周りの街を探検しながら滞在制作した作品、会期中に会場で制作した作品を展示し、展覧会を育てていく。数回のワークショップなどイベントが開催され、遊びにくる鑑賞者や周りの住民との関わりの中で、日に日に展覧会は少しずつ変化していく。

子どもと大人のアーティストの実験と経験、制作と遊びの中にあるズレや共通性、偶然と必然によって、どんな空間が表れてくるか。様々な要素がぶつかり、溶け合い、作品とそうでないもの、生活と制作の境界線が曖昧になったりまた表れたりして、新しい形や音、そして遊びが生まれていくだろう。

歩き、触れて、線を引き、耳を澄まし、立ち止まって、声に出し、釣り、見渡し、探し、集め、掘り下げて、飛ばし、登り、踏み、練り、走り、積み重ね、歩き続ける。遊んでいるそのとき、庭は世界であり、世界はわたしたちの庭だ。

（エレナ・トゥタッチコワ）